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でも、その前に、実験を行うときにとても大切な内容について紹介します。
超電導が生まれたきっかけ
超電導現象は、オランダの大学で行われた気体ヘリウムを液体にする実験がきっかけとなり、1911年に発見されました。物理学者カメリン・オンネスが水銀の電気抵抗が4.2K( -268.8℃)以下で消失すること発見したのです。1933年にはドイツのカール・マイスナーとR・オクセンフェルトが、超電導体には強い反磁性があることを明らかにし、1957年にいままでに発見された現象を数式で証明(BCS理論)したアメリカのバーディーン、クーパー、シュリーファーはノーベル物理学賞を受賞しました。
実は、超電導をきっかけにノーベル賞を受賞された物理学者はその後も登場します。1987年、それまでは考えられていなかった高温でも超電導現象を確認することができる物質を発見した業績したドイツの物理学者J.ベドノルツ、スイスの物理学者K.ミュラーもノーベル物理学賞を受賞しました。
1986年彼らはバリウム-ランタン-銅系の複合酸化物で、高温超伝導の「可能性」を指摘した論文を発表しました。タイトルは"Possible high Tc superconductivity in the Ba-La-Cu-O system", (J. G. Bednorz, and K. A. Muller. Z. fur Phys., Vol. 64, p.189?193, 1986)。日本語にすると、超電導かもしれないという可能性を秘めた発表でした。
その可能性を秘めた発表が正しいことを超伝導を専門とする日本の研究グループの一員であった東京大学工学部(現.科学技術振興機構理事長の北澤宏一先生)がボストンのMaterials Research Societyの特別講演で速報として発表し、そこから、超電導物質の探求が一気に加速され、種々の超電導材料が発見されました。
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