スンプ利用のプレパラート作り

スンプ法とは、京都の鈴木氏が開発した鈴木式万能顕微鏡印画法(Suzuki's UniversalMicro-Printing method)の頭文字SUMPを取ったものです。
観察したいものの表面にスンプ液を塗布したスンプ板を貼り付けて乾燥させ、これをはがしてプリントされた影像を顕微鏡で観察する方法で、 切片にしにくい織物 葉の表面 動物の毛 りん片なども簡単にプレパラートにすることができます。
今回は、スンプ板・スンプ液を利用した気孔の観察を行ないます。
用意するもの
・スンプ板
 セルロイド製の板で、スンプ液で表面を溶かして固まる際に観察対象の表面の型を写し取り
 ます。
・スンプ液
 スンプ板の表面を溶かすための溶剤です。基本成分は酢酸アミルで、2号液にのみ粘着力を
 強めるためにセルロイドを溶解しています。
・スンプ台紙
 型を写し取ったスンプ板を貼り付ける台紙です。
・観察する植物(ツバキ、タケ、マツ、キャベツ、スイレン、アジサイ等 厚く成熟した葉を
 利用)

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実験方法
①1.スンプ板の表面のフィルムをはがし、スンプ液を薄くぬります。
②観察したい物に貼り付けて、10分程乾かします。
③完全に乾いたスンプ板をはがし、スンプ台紙にテープで貼り付けます。
④生物顕微鏡(200~400倍)で観察します。
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