洗剤と水質汚染を考える

●合成洗剤と石けんは どうちがうの?
洗剤による環境汚染で特に問題になる成分は、界面活性剤、リン酸塩、蛍光増白剤です。
合成洗剤でない洗剤、つまり石けん。この石けんにも界面活性剤はふくまれています。しかし、石けんの界面活性剤は天然のもので、自然に分解されていきます。
一方、合成洗剤の界面活性剤は石油などから化学的につくられたもので、分解されるまでに時間がかかり、よけいに川の生物に影響をあたえることになります。
用意するもの
・お酢
・洗剤

実験方法
お酢で石けんと合成洗剤を見分けてみよう
①きれいに洗ったコップに水と洗剤少量を入れて泡が立つまで
 かき混ぜて下さい。
②そこにお酢を2、3滴落として下さい
③洗剤が石けんの場合は泡が消え白くにごりますが、合成洗剤
 の場合は泡が消えません。
イメージ
ブラックライトで蛍光テスト
自分の着ている服、くつした、ハンカチ等にブラックライト(紫外線)の光を当ててみましょう。(白っぽいものの方がわかりやすいです。)
青色の蛍光に光れば洗剤の中の蛍光増白剤が残っていることがわかります。