アルコールランプ
使い方のおさらい
理科実験の加熱器具でおなじみのアルコールランプ。使い方は簡単!でも、間違った使い方をしていませんか?
今一度正しい使い方をおさらいしてみましょう。安全に実験できる人は原理もわかる人。
実際にアルコールランプを手にしながらやってみましょう。
1.使用前に点検しましょう
①口から出ている芯が長すぎたり短すぎたりして
いませんか?
口から芯が5mmくらい出ているのが良い状態で
す。炎の安定のためにも、古びた芯はハサミで
切って、長さを調節してください。
②容器の中の芯が短くなっていませんか?
アルコールに充分浸る長さにしてください。
③本体(特に口の部分)や蓋に傷がありません
か?
使用中に割れる恐れがあるため使用しないでく
ださい。
④アルコールは容器の7~8分目まで入っています
か?
アルコールの量が少ないと、使用中に爆発する
恐れがあります。ロートを用いてアルコールを
補充してください。
2.火のつけ方
※火をつける前に、水を入れた燃え殻入れを用意してください。
①アルコールランプの本体を押さえながら蓋を取
ります。すぐに火を消すことができるように蓋
はアルコールランプの側に置いてください。
②マッチを擦ります。マッチは手前から外側に向
けて擦ってください。
③アルコールランプ本体を押さえ、マッチの炎を
芯の斜め下から近づけて点火します。マッチの
燃え殻は必ず燃え殻入れに捨ててください。
ランプどうしで点火してはいけません
マッチの炎を斜め下から近づけます。
アルコールは8分目ぐらい入れてくだ
さい。
3.火の消し方
アルコールランプ本体を押さえて、炎の斜め上から素早く蓋をします。
長時間使用したときは、一度蓋をかぶせて火を消した後、すぐに蓋を取り、冷えたら再び蓋をしてください。
(蓋が割れたり、取れなくなったりするのを防ぐため。また蓋の中にアルコールが残ったままになり、次に使うときに引火するのを防ぐため。)
口で吹き消してはいけません
炎の斜め上から蓋をかぶせます
※してはいけないこと
・火をつけたままでアルコールを継ぎ足さないでください。
・ランプどうしで火を移さないでください。アルコールがこぼれて引火する恐れがあります。
・火がついている状態でランプを持ち運んだり、激しく動かさないでください。ヤケドや火事
の原因になります。
・ランプは不安定な台や物の上で使用しないでください。